美川の山里暮らし

還暦を過ぎ、岡山県南西部の山間地で文明の利器を活用しながら田舎生活を満喫したいと思っています ウウツボグサの写真

パイプハウス(温室)を組み立て中

Filed under: 農業 — タグ: — daii @ 9:45 PM
2011年5月5日

組み立て中のパイプハウス

毎年失敗している、稲の苗をうまく育てる目的でパイプハウスを作ることにしました。今回作ったハウスは、間口(幅):4.5m、奥行:約7.2mのものです。将来は野菜の温室栽培もやってみたいと思います。

パイプハウスの場所と位置決め

パイプハウスは「菜園ハウスH-4572」という商品として売られている温室です。間口(幅):4.5m、奥行:約7.2m、高さ:約2.7m、坪数:約9.4坪、総重量:約137kgのものです。

パイプハウスは風に弱いので、風があまり当たらない所を選びます。山の陰や既存の建物の陰になる所が最適です。私は母屋と山との間にしました。

基準の杭を打ちます。次に直角を出します。ピタゴラスの定理で辺の長さが3:4:5の三角形は直角三角形になります。この性質を利用して、基準点から3mと4mの線を引きます。そして対辺を5mにすれば直角が作れます。次に、ハウスの敷地の四隅の位置を巻尺で測って決めます。

脚用のパイプ26本を立てる

横通しパイプを組み立てて、端から58.5cm毎に印をつけていきます。この位置はアーチパイプ(脚パイプ)の位置になります。そして横通しパイプ をサイド部に置きます。次に、脚用パイプに水糸用と埋め込み用の印を付けます。埋め込み深さは45cmです。水糸用はパイプの端から60cmの位置です。

付属の穴開け部品を組み立てて、ハンマーを使って脚の位置に深さ約45cmの穴を開けます。四隅の脚パイプは、横通しパイプの端に来るようにします。他の脚パイプは横通しパイプの外側になるようにします。次に、この穴に脚用パイプを埋め込んでいきます。

脚用パイプの下から60cmの位置の水糸用の印に水糸をピンと張ります。そしてこの水糸が水平になるように、各脚用パイプの埋め込み寸法(約 45cm)を決めていきます。私は水糸の水平を決めるのに、水準器を水糸の中央に持って来て測定しました。脚用パイプの打ち込みは、当て木をして、ハンマーで叩きます。

アーチパイプを脚パイプに差し込みます

まず、前後用のアーチパイプのトップ部分にユニバーサルジョイント25*19を取り付けます。次にアーチパイプを組み立てます。先にアーチパイプ部を組んでおいてから、脚パイプに差し込みます。

これは二人でやるとうまくいきます。コツは、脚パイプを大きく内側に曲げておいてからアーチパイプを挿し込むとうまくできます。もし、アーチパイプが跳ねても危険のないような位置に顔や頭が来るようにします。

アーチパイプに横通しパイプ5本を取り付けます。Tバンドとフックバンドを使います。下側の横通しパイプは水糸の位置にしました。上側の横通しパイプはパイプの継ぎ目にします。トップの横通しパイプは前記のユニバーサルジョイント25*19に挿し込みます。

後部パイプの組み立てと、前パイプの組み立て

組み立て説明書通りにすれば、特に難しいところはありません。これまでの組み立てが寸法通りなら問題はありませんが、土質や設置寸法の微妙な違いで、アーチの形が思い通りにならないことがあります。その時は臨機応変にやるしかありません。

私は、土質が軟らかかったのか、アーチの高さが少し高めになりました。横バーの取り付け位置でアーチの形を少し修正できますので、各自工夫して組み立ててください。

作っているハウスの中には、今年の稲の苗代用のビニルトンネルがあります。今年はこの育苗トンネルで苗を作ります。来年からこのハウスを使います。田植えが終わったら組み立ての次の作業です。

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「現代農業」読者の集いに参加しました

Filed under: 農業 — タグ: — daii @ 8:53 PM
2011年2月19日

本日、岡山市で「現代農業」読者の集いがありました。現代農業編集部の方からの招待がありましたので、妻と参加してきました。

農文協の豊島至さんのTPPに関するお話、近畿中国四国農業研究センターの井上雅央さんの獣害対策のお話、岡山市で稲作をされている赤木歳通さんの菜の花すき込み稲作りのお話がありました。

どれも興味深いものばかりでした。中でも赤木さんの稲作りには私の考えと共通するものがありました。私も手間と経費をできるだけ掛けないで稲作をしているつもりです。でも、除草には苦労しています。

やはり、同じ事をしても、同じ結果にはならないということがわかりました。田圃の状態は個々に違っていて、微生物や昆虫や小動物の状態も違います。土質も水持ちも違います。

自分で試行錯誤しながら、自分に最適な方法を見つけるしかなさそうです。でも人の話を参考にするのは勉強になります。今年も違ったやり方を試してみたいと思っています。

また「現代農業」の取材を受けました

Filed under: 農業 — タグ: , , — daii @ 9:25 PM
2011年2月5日

5日(土曜日)の午後から夕方まで、矢掛の田舎に現代農業の人が来られて、電気柵の事について取材を受けました。いつもは日曜日に田舎に帰るのですが、予定を早めて土曜日に帰りました。

10時過ぎに岡山駅に迎えに行って、「現代農業」の鴫谷さんと一緒に行動しました。途中、総社で田舎用の食料品等を1週間分買い物をしました。その後昼食を済ませて、矢掛へ。

電気柵の原理や使い方、設置の方法や注意事項について色々聞かれました。実際に設置している所を見たり、写真に撮ったりしました。去年設置した猪を捕獲する檻についても案内しました。

夕方、ともさんが考案されたミツバチ用の電気柵(電気ゲート)についても取材したいとのことでしたので、里庄町のともさんのお宅まで案内しました。

あいにく、ともさんはお仕事で不在でしたが、奥様が案内してくださいました。ともさんのお宅の薪ストーブは程よい暖かさになっていました。

もし、「現代農業」に掲載されたらここでご案内します。

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台風前に稲刈りしました

Filed under: 農業 — タグ: — daii @ 8:41 PM
2010年9月7日

2010_0907_114800AA台風9号が東シナ海から日本海に入ろうとしているので、少し早いと思ったのですが、稲の実はほぼ熟しているので稲刈りをすることにしました。

この写真は稲刈りの最後のところです。田圃の周囲から左回りに刈り始めて、田圃の中央で終わります。

終わる頃になると稲の害虫の蛾やバッタやカメムシが行き場を失って飛び回ります。無農薬なので、こんなにも虫が居るのかと思う程多いのです。稲の品質は落ちますが主に自家用米なので問題はありません。

今年の稲は水管理が良かったのか、全く倒れることはありませんでした。もう1ヶ月近く雨らしい雨が降っていないので、よく乾燥していると思ったのですが、稲の茎と葉は青々としていました。

この後、半分の籾を穀物乾燥機に入れて乾燥しますが、最初の籾の水分量は去年と比べても意外と多くて、25~30%もありました。10時間程かけて真夜中でも18%程度まで乾燥します。もし、25~30%の水分量のまま保管すると、すぐに発酵が始まって発熱して腐ってしまいます。半日置いても発熱が始まっていました。

その後、乾燥機の籾を入れ替えて、あと半分の籾を、18%程度まで乾燥します。この後は籾摺り前に15%以下まで乾燥する予定です。こうしておけば少しくらいの間なら籾を安心して保管できます。

15%以下まで乾燥するのは、籾摺りをし易くする為です。また、その後の保管や精米をもし易くする為です。

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