台風9号が東シナ海から日本海に入ろうとしているので、少し早いと思ったのですが、稲の実はほぼ熟しているので稲刈りをすることにしました。
この写真は稲刈りの最後のところです。田圃の周囲から左回りに刈り始めて、田圃の中央で終わります。
終わる頃になると稲の害虫の蛾やバッタやカメムシが行き場を失って飛び回ります。無農薬なので、こんなにも虫が居るのかと思う程多いのです。稲の品質は落ちますが主に自家用米なので問題はありません。
今年の稲は水管理が良かったのか、全く倒れることはありませんでした。もう1ヶ月近く雨らしい雨が降っていないので、よく乾燥していると思ったのですが、稲の茎と葉は青々としていました。
この後、半分の籾を穀物乾燥機に入れて乾燥しますが、最初の籾の水分量は去年と比べても意外と多くて、25~30%もありました。10時間程かけて真夜中でも18%程度まで乾燥します。もし、25~30%の水分量のまま保管すると、すぐに発酵が始まって発熱して腐ってしまいます。半日置いても発熱が始まっていました。
その後、乾燥機の籾を入れ替えて、あと半分の籾を、18%程度まで乾燥します。この後は籾摺り前に15%以下まで乾燥する予定です。こうしておけば少しくらいの間なら籾を安心して保管できます。
15%以下まで乾燥するのは、籾摺りをし易くする為です。また、その後の保管や精米をもし易くする為です。