ノートパソコンのディスプレイは15インチ程度しかなく、最近のものは解像度が高いので、文字が細かくて高齢者には見易いとは言えません。インターネットを見るだけなら、コントロールキーとプラスキーを押して、拡大して見ることもできますが、他のソフトでは文字が拡大できないものもあります。
そこで、かねてから考えていた32インチのテレビをディスプレイとして使う方法をやってみました。元々、私の家には液晶テレビが一台もないので、最新式を購入しました。
機種はパナソニックのTH-L32X3です。解像度は1366x768pxです。これを1280x800pxの設定で表示させています。1366x768pxで表示させれば最良なんでしょうが、パソコンの設定がそれに対応していませんでした。
テレビ側の変更は、入力解像度の所をXGAからWXGAに変更したことと、水平、垂直位置の調整をしたことくらいです。入力解像度をXGAからWXGAに変更しないと、文字がにじんだようになります。唯一の不満は画面の上下が少し切れることです。垂直振幅の調整があればいいのに。
ノートパソコンはスライドテーブルに置いて、ディスプレイ部を開ききっています。ディスプレイの表示は切っています。ノートパソコンのキーボードは使わず外部にキーボードを付けた方が使いやすいかなと考えています。
ともかく、ホームページ作成中でも、文字が大きくなり目が疲れなくなったのが最大の収穫です。テレビも3万円台で入手できて、放送も受信できるので大満足です。
消費電力の測定
このディスプレイ(テレビ)の消費電力を測定してみました。私がパソコンで使うように設定している状態で、暗い画面の時は約15Wでした。明るい画面の時は約25W(力率約0.65)でした。部屋の明るさによっても画面の明るさが変化します。待機電力は0W表示、つまり0.1Wとのことで表示不能でした。
測定にはワットチェッカーを使いました。これは電力を実効値で測定できる優れものです。バックライトがLEDなのでとにかく消費電力が少ないようです。定格の消費電力は55Wです。