矢掛町内田の三谷という谷間に入って、美星町の青空市場へでも行こうと思っていました。峠のようになった上まで来ると、一度も行ったことのない道が左にのびていたので、行ってみることにしました。
少し進んだ所の山の頂上付近に2軒の家があるだけで、それより先は下り坂になっていました。もう少しと思って行ってみると、どんどん下がって行きました。一体どこに出るのかと想像しながら行きました。
方角から見て、多分、小林の大通寺の近くだろうと思っていたら、やっぱり大通寺のすぐ裏に出ました。こんな道があったなんて想像もしていませんでした。
せっかく来たので、大通寺を見学することにしました。私は何年か前に一度来たことがあります。妻は初めてでした。ここは庭園が有名です。
この写真が本堂右側の玄関を入ったところにある庭園(石寿園)です。高峰山を借景に取り込んで、石と池と庭木で表現されています。中西源兵衛という矢掛の人が作ったそうです。
この写真の左上にある3個の大きな石が釈迦三尊石、須弥山石組と言います。この石を中心に仏教的な思想を根本として、庭園の石組や木や池が配置されています。
滝や鶴石組や亀出島や蓬莱山などを想像させるように配置されているそうです。そんな話を住職から聞きながら見ていると何でもない石がそれらしく見えてくるので不思議です。
釈迦三尊石のすぐ下の鶴石組のところには、鶴の首に見たてた松の木があったそうですが、松くい虫の被害にあって枯れてしまったそうです。