4月4日に転落事故で骨盤骨折になりましたが、退院したものの、症状に変化が見られず、歩けない状態が続いていました。治る見通しが全く見えませんでした。
7月中の生活と安静
7月中は、完全に安静にしていました。つまり、トイレの回数を1日に5 回程度に控えて、風呂には入らず、タオルで拭くだけにしました。また、食事はベッドで寝たまま摂ることにしました。つまり、1ヶ月は完全に2階だけの生活にしたのです。
そうすると、骨折箇所の痛みも完全に無くなり、腰の辺りの違和感も全く無くなりました。完全に完治したかに見えました。
しかし、歩くと痛い
8月に入って、今度こそ歩けるだろうと、そっと右足を使ってみました。少しくらいは右足に体重を乗せても大丈夫のようでした。2~3日経過した時でした。両足でひざまずいていた直後に右の仙腸関節の骨折箇所に冷や汗が出る程の激痛が走りました。やはり、治っていなかったようです。
恥骨離開(恥骨結合離開)と判明しました
整形外科の診察は月曜日だけなので、8月6日に通院すると、恥骨離開が少し認められるとのことでした。骨盤ベルトを使うように指示がありました。骨盤ベルトを作成するのに1週間は掛かるので、私は、代わりに腰痛ベルトを使ってみました。
また、普通のズボン用のベルトを腰骨と股関節の間にきつくして使ってみました。すると、何のことは無い。ちゃんと普通に歩けるではありませんか。これで、治る見通しが立ちました。つまり、痛みの原因は恥骨離開だったのです。
一般的に恥骨離開は妊婦に多い病気です。従って、症状や治療の仕方はネット上にいくらでもあり、治療方法も確立されています。妊婦さんは骨盤ベルトとか、 トコちゃんベルトとか呼ばれるベルトを使うようです。
私の想像ですが、私の場合、右足で歩くと恥骨結合部が開いていき、骨折した右側の仙腸関節部の下部が開いて、上部が狭まったようになるのではないかと思います。そこで、右の仙腸関節上部の骨同士が接触して、この部分に痛みが出たのではないかと思います。
恥骨離開の治療方法と今後の見通し
恥骨離開を治すには、左右の恥骨が離れないようにしてやればよいのです。つまり、骨盤ベルトを使って骨盤を締め付けておけば良いのです。
また、寝る時は骨盤ベルトを外して、横向きに寝るのが良いようです。横向きに寝ると、骨盤を横から圧迫するようになり、恥骨が離開するのを防ぐことができます。これは、私が横向きに寝た時、恥骨が痛くなることから発見しました。
今までは、恥骨が痛いからと、横向きに寝るのを控えて、仰向けまたは腹ばいになって寝ていました。今までは全く逆の事をしていたことが判明しました。これでは治るはずがありません。
ということで、骨盤骨折が治る見通しが立ちました。骨盤ベルトをすれば外出も可能です。しばらくすれば、松葉杖も不要となるでしょう。ありがとうございました。