先日より時々吉備の中山(岡山駅から西に約5km行った所にある標高162.2mで、周囲約8kmの山)に登っています。
今日は早朝に登りました。途中に木々がうっそうとした昼でも暗い所があります。そこを通っていると木漏れ日がとても綺麗なのを発見しました。私は何故かこのような所が大好きなのです。
少し霧のようなものがあるのか、太陽光線の跡が見えています。光線の跡は放射状になっています。太陽は遠いので太陽光は普通は平行になるような気がします。偶然撮れた写真ですが、今思うと不思議な感じです。どうしてこのようになるのでしょうか。(撮影 10月1日AM6時42分)
よく見ると、太陽にさえぎられた木の縁から、強烈な3個のスポット光線が地上を照らしているように見えます。ちょうど、小さな太陽が木の所に降りて来ているように見えます。不思議な光景です。
吉備の中山のほぼ中央に宮内庁管理の第七代孝霊天皇の皇子の大吉備津彦命の墓があります。そこまで登ると、たいてい一人か二人の人に会います。そこのノートに一言記入してから降りてきます。
今日は途中の道で立ち止まって大きな声で詩吟をやってみました。気持よく吟ずることができました。思い切りやっても誰にも聞こえていないようでした。またやってみよう。
これは薄明光線と言うらしい
ウィキペディアによると、このような現象を「薄明光線」とか「天使の梯子」と言うらしい。珍しい現象には違いないようです。
薄明光線(はくめいこうせん、crepuscular rays)は、太陽が雲に隠れているとき、雲の切れ間あるいは端から光が漏れ、光線の柱が放射状に地上へ降り注いで見える現象。
通常とは逆に雲の切れ間から上空に向かって光が出ることもある。おもに地上から見た太陽の角度が低くなる早朝や夕方に見られる。美しい自然現象だとして、写真撮影への人気も高い。
大気がエアロゾル状態にあり、エアロゾル粒子が比較的多くしかも透過率が高いときに起こる。そのため、薄明光線はチンダル現象の一種と考えられている。
簡潔に言えば、雲の切れ間の下に、雲を構成する水滴(雲粒)よりも小さく、目に見えない水滴が多数浮遊した状態であれば、光が散乱されて光芒が見えるようになる。水滴が多いと散乱過剰になって、光芒が途中で消え地上に届かなくなる。また、水滴が少ないと散乱過少になり、光芒が薄く見えにくくなってしまう。